イヤホンの向こうの規則正しい寝息を聞く。 吐息と、時折混ざる鼻をちいさく鳴らす声、稀に聞こえる微かな微笑の音、全てに彼女の生を感じてちょっと泣きそうになる。 わたしは。わたしは。 ずっと前から、生きることをゆるされていたのだ。 本当にもう少し…
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