倒れ付すとも。

自分が満足して死ねればそれでいいのです。

詐欺

私は詐欺師だ。

 

発達障害を隠してクローズ就労を選んだことを申し訳なく思っている。まだ辞めていないところを見れば思っているだけなのだが。

 

発達障害の治療を始めたのは精神が安定してきた去年頃だったから、就職活動の際にオープン就労、障害者枠での就職は視野に入れていなかった(ADHDの診断が降りていなかったため、自分でも把握出来ていなかった)。しかしそれも雇っていただく側からしたら詐欺の言い訳に過ぎないだろう。発達の凹凸があること自体は中学生の時に判明していたのだから。周りのように上手く仕事が出来ない、報連相もできないグズの煮凝りのような人間未満の生き物に健常者と同じ給料をひと月でも払わせてしまったことに罪悪感を感じている。

 

そもそも精神が安定したのも風俗業を始めこの醜い肥大した承認欲求と鬱々と考える時間を物理的に解消した結果に過ぎなくて、風俗業を2月にやめ一般の仕事に就いた今では精神状態も後戻りしている。もう無理だと悲鳴を上げたくなる。生きていて申し訳ないことが多すぎる。

 

創作界隈でも迷惑をかけたからもう創作にも逃げられない。ダウンロードした配布モデルのオンライン利用規約が、ダウンロードした時と変わり使用禁止公開禁止になったことに約2ヶ月も気付けずに利用し続け、全ての制作物は削除することになった。利用規約も守れない生き物に存在を許す界隈はないだろうと思い活動を辞め逃げた。

 

存在を望んでくれる人はいない。私が生きていて得をしている人間が1人も居ない。申し訳ない。迷惑を掛け続けながら生き続ける意味がわからない。死にたくて毎月1度は首を括り先月は薬を120錠飲んでみたりした。駄目だった。死にたくて死にたくて泣きながら一晩明かしたら37.5度を超える熱を出して仕事を欠勤した。発熱時の社内規程で3日間休んだ。新卒社員が3日連続で欠勤になったのだ。上司にも叱られた。申し訳なくて休み明けに出勤する前の晩に吐血したが堪えて仕事に行った。

 

早く死にたい。申し訳ない。当たり前のことが出来ない。ストラテラは効かない。精々生活リズムが整ったぐらいで、他の発達障害の病状には一切効果を感じられない。コンサータを希望した。3月から毎週処方できる2つの病院に電話をかけるが、毎週予約はいっぱいで私を診れる時間はなかったし、私が診ていただきに行ける時間は空くことはなかった。

 

かかりつけの精神科で精神状態の悪化や発達障害についてを訴えても先ずはコンサータを待つしかなく、向精神薬双極性障害の治療薬は身体が限界でもう増やせなかった。OD歴があるせいで抗不安薬の頓服は一生処方してもらうことはできない。往復4時間かけて何も変わらない処方薬、酷くなる躁鬱、もう生きていたくない。私より辛い人が山ほどいてそっちを優先すべきで私よりコンサータを処方して社会に役立つ可能性がある人を優先すべきで、私はただただ黙って待っているしかなくて、でもその間に職場では迷惑を掛け信頼を失い、少しずつ解雇に近付いていく。

 

事務服で隠れる二の腕を切り刻み、手の甲には沸騰した熱湯や火のついたタバコで火傷を刻んだ。血管にニードルを突き刺して血をどくどくと流した。痛いし辛いし貧血で苦しくもなる。でも性根が直らない。仕事でミスをする度に痛い思いを味合わせているのに何故かまた同じミスをする。根本的にろくでなしなんだと思う。コンサータを処方されたとしてもこのしょうもないミスを繰り返す気持ち悪い出来損ないが治らなかったとしたらいよいよ社会のゴミなのだ。それが怖い。今はコンサータがないせいに出来る。ストラテラが効かないせいにできる。それも失ったら自分がただの出来損ないで産まれてくるべきではなかったことを認めて死ななければならない。

 

なんというか、薬のせいにしたりなんのせいにしようとしても結局外野から、給与を払う側から、私を使わねばならない側から見たら自堕落の言い訳をしている人間に過ぎなくて、実態はそれより悪い人間未満の意地汚い生き物なのだということを毎日痛いほど実感している。嫌われないように不快にさせないように頑張れば頑張るほど醜くて空回りして、早く死ねばいいのにと周りに思われている気がする。その気は幻聴となって頭に鳴り響く。本当に言われているのかもしれないが。

 

歩いて喋る要らないことばかりする吐瀉物以下、それが私である。そうだということをまだ認めていないから1度も自殺が成功しないのだと思う。頭の中で患者様や今迄の風俗のお客様や接客業のお客様、同僚に掛けられた罵倒の言葉がグジュグジュ渦巻いて涙が出そうになって、気味が悪くて、くしゃみをした振りをして目を拭って鼻をすすり目薬をさすことを繰り返している。早く死にたい。生きていて申し訳ない。何もかももう消費したくない。もう誰の視界にも入らないことで誰かを不快にさせることを辞めたい。死にたい。みんなが生きるこの世に私が産まれてさえいなければ回避出来た不快が存在するのがつらい。早く死ねよと言われたことが頭を覆い隠して表情が動かなくなる。死にたい。申し訳ない。動けない。身体が動けない。早くまともな人間に更生するか死ぬかの二択を決断しなければならない。

死ぬほうが簡単なのだから、さっさと死にたい。