倒れ付すとも。

自分が満足して死ねればそれでいいのです。

1歩

少しだけ前を向いていようと思った。

 

結局僕はのこのこ帰ってきても暖かく出迎えられ、許容を身に染みて感じた。自らここを壊そうとするのはしんどいな、と思った。

 

ふと思い立って久しぶりに進学サイトを開き今まで意識しなかった専門学校を調べた。いろいろ比べて考えて、唐突にオープンキャンパスにひとりで行ってきた。感触はよかったし、結構すきだなって思った。在校生の人が心の底から楽しくてしょうがないんだって笑顔をしていたので、ああいいなって憧れるなどした。明日は別の専門に行くし、今月はいろいろな専門学校のオープンキャンパスに行く予定をバイトがシフトカットされた日に詰めている。

 

そして、なんだかんだで17の誕生日は越えたし頑張って1人で診察を受けた。直前まで通話で付き添ってくれないかと彼女に言ってたけど、やめて、久しぶりにたったひとりで診察室に入って全てを口にした。

辛くて辛くて苦しい時彼女に迷惑をかけること。

ブロンのODがやめられないこと。

カフェイン錠剤がないと授業を受けられないこと。

今までの振る舞いは元気になってきたと親に思って欲しいが為の演技が含まれていること。

18迄に何もかも終わりにしてまともになりたいこと。

 

ボロボロ泣きながらしっかりと、言いたいことを伝えられるように、さっきまで彼女とLINEをしていたスマホを握りしめてなんとか話した。

 

結果は薬が減って増えて、次回も一人で来るように、との事だった。

 

 

とにかく前に闇雲に足を出してみることは悪くないなと思う。

生きたいと死にたいを繰り返して泣きべそかいてでもただ彼女の「息は吸っていい」を胸に、這いずっていく。

 

とりあえず今は、あなたに会うために息を吸う。