倒れ付すとも。

自分が満足して死ねればそれでいいのです。

怪物への受容

自我を持つことが恐ろしいなと思う。

 

誰に対しても相手にとって理想の想定通りの人間でいるために演技をしなくては、という思いがずっとある。そうして行くうちに本当の自分がわからなくなって、というか認識することを恐れて、それでも抑えても肥大していく自我、ワガママな思いが怪物みたいに思えてくる。

 

多分普通の人は自分の意思や自我が周りから要求されているものにそぐわない、ということに幼い時に納得を得ているはずで、自分はそれが落第点のまま誤魔化してきた卑怯者なんだろうなとは考える。なんというか、怒り方も吐き出し方もわからない。

時々得体の知れない醜さが溢れ出して、声を上げて泣いたり吐いたりODしたり自傷したりして誤魔化す。以前は溢れ出した濁流を彼女にぶつけていたけど、迷惑がすぎるからやめた。ときどきやりたくなる。最低だ。

 

もっと他人の期待に応えられるいい子でありたかった。自分を抑圧する必要が無いぐらい心の底から他人に尽くせる人間に育ちたかった。ただ、今まで私は自分を甘やかし過ぎたから矛盾で溢れた人間になってしまった。全部自分のせいで、自我が苦しい。やっぱり死にたいなって思う。自分すら騙して演じ続けたい。どんな無理難題だって応えて褒められたい。それでも私は無意識に自分を甘やかすしミスをするし大切な人の気分を害すだろう。それが嫌で醜くて仕方ない。気持ち悪い。