倒れ付すとも。

自分が満足して死ねればそれでいいのです。

苦しい

上手く行き過ぎたのだ、今までが。

 

涙が止まらなくなった。自責が抑えきれない。バイト先の制服が半袖なので腕を切るには至らないが矛先が脚に向いて、切りたくて切りたくてどうしようもない。ガーゼも絆創膏もカミソリも奥にしまい込んで置いているのに、何を考えても隠された青いカミソリに頭が逸れていく。

 

将来を直視したくない。所詮私の通う通信制で単位制の学校は高卒認定の為に最低限を学ぶための場所である。つまり真面目に勉強し補講に出ようが朝自習に出ようが大学へ行く為には予備校か塾に通わないとそのレベルまで教えて貰えない。母は塾には自分のお金で行きなさいという。しかし大学の資金として働いているはずなのに塾に行ったらスッカラカンになる程しか私は稼げていない。

家にお金が無く、けれど補助を受けられるほど貧乏という訳でもないので両親は私の完全なる自力での国公立大学への進学を期待している。学費も受験料も自力で払えない私に正直大学進学はほぼ絶望的だ。

かといって高卒就職するにしてもどこにも行きたいと思う会社がない。やりたい事は皆高望みというか、好きなだけで仕事として食っていって周りを安心させられるようなものは特に無い。自分はきっとどの職にも就けないグズなのだという意識が抜けず一心不乱に努力するほどの夢もない。どうしたらいいか分からない。目の前に迫るのは死だ。唯一の何も考えなくて良くなる解決方法である死に縋りたくて縋りたくて、でもそれはいけないことで、ならば私はどこに縋って立ち上がればいいのだろう??早く終わりにしたい。もう何も見えないから顔を上げたくない。俯いてゲームとネットで今の不安を適当に誤魔化す生活が悪いものなのはわかっている。普通ってなんだ。いい生活ってなんだ。普通の高校生ってなんだ。いい娘とはなんだ。分からない。手首を切って腿を切りたい。ついでに腹もきったら死ねるのに。どうか罰を。駄目な私に罰を。ごめんなさい。謝りながら生きていかなくちゃいけない。どうしようもない。苦しい。苦しい。

 

私を助け出せるものは死しかない。