倒れ付すとも。

自分が満足して死ねればそれでいいのです。

立つ鳥跡を濁し、

卒業すればおわりって、簡単に割り切れるもんじゃなかった。

 

多分回復期だってのもあるだろうけど、最近は節目節目に根拠の無い希望を抱いては勝手に絶望してばかりな気がする。

 

卒業式に頑張って出れば卒業しちゃえば自由で何も悪くないとはいかなかった。

 

今私は塾の春期講習とかいうやつに通っている。個別指導で、不登校だった事を伝えて高校に向けてのサポートをしてもらっている。

自習も自分で時間教科きっちり決めて行き、宿題もどうにかやり遂げて通っている。

 

でもやっぱり、街中や家の付近でまだ学校の終わっていない後輩やら母校のジャージ姿の生徒をみると身体が勝手にビクッと反応し、罪悪感に苛まれ、酷いと泣き出す。

 

不登校だった事は別に消える事じゃないし、やめたことでもない。

ただ単に高校入学までの空白期間だ。高校にはきちんと通えると決まった訳じゃない。中学の勉強も終わった訳じゃない。

 

じゃあ自分は今、なんだ?

 

怠慢に甘えた不登校のままだ。毎朝ちゃんと同じ時間には起きられないし、深夜に起き出して声を押し殺して泣きながら手首を切る。気圧にも気温にも振り回されて勝手に沈んで勝手に上がる。

 

立つ鳥跡を濁さずとはいうが、私が中学から立った時、ぐしゃぐしゃに濁していったんだと思う。今私は、その償いで泣かされているのかもしれない。