倒れ付すとも。

自分が満足して死ねればそれでいいのです。

山越え谷越え

部活の全国大会が終わった。結果はまあ、なかなか良かった。私はなにも貢献出来なくて、チームメイトの先輩方が頑張って下さった結果だ。母はラッキーだって言った。私は先輩の頑張りになにも応えられず評価だけ受けた事が惨めで、情けなくて、申し訳なくて大会の当日も泣いたしその後の夜も泣いた。

泣くくらいなら初めからきちんとやれよ。わかってて、別にどうでもいいって思って戦った訳じゃなくて、私なりの全力で挑んだつもりで、でも相手は優勝した実力者で少しも歯が立たなかった。

周りが1ミリも私を罵倒しないのが逆に辛かった。気を使われていた。優しくされて、お前も頑張ったよとか、なかなか良かったよとか、お前も勝利に貢献してたよとかいっぱい言葉をもらった。自分の頭の中ではあの場に倫理と道徳、周りの目さえなければボコボコにされて殺されて当然な気さえした。苦しくて、それでも貰ってしまったメダルと盾に吐き気がする。

 

その直後からあんまり気力が湧かなくなって体調が悪くなり、昨日の夏休みの講座はズル休みをした。過眠気味だった。

 

それなりに大会に向き合っていたかったので、暫く薬はやめていた。1週間我慢して、発狂しかけて34飲んで、1週間半我慢した。一気に辞められないのが甘えである。手が震えるし苦しかった。瓶を手に取って安心した。しかし最近は副作用が目立ち全身が痒くなるので、常にどこか出血している。

 

死にたいな、と思う。乖離も心臓の痛みも割と酷くなってくる。病院ではにこにこしてもう大丈夫って顔をする。だって隣に母がいるから。病院の先生が次の診察で変わってしまうので、心配を残させたくなくて先生にもにこにこする。回復傾向、と言われて薬を減らされて、不安定になって苦しい日々が始まってもブロンで、自分で自分の金で乗り切る。

 

いい子でいたい。医療費をこれ以上こんな私なんかのために払わせるわけにいかないので、高校生の間に完全に処方薬を全部なくさないといけない。いかに回復を演じていくかだ。自分に良くないのは分かってるけど、自分のことを気遣って誰が得をする?病気してる金がかかる私と健全な苦しいけど完全に自分で処理するので金がかからない私なら健全な私が好まれるのだから、健全な私を取り繕っていかないといけない。

心の浮き沈み、山谷越えて、生きていかないといけない。治療を長引かせて正直に回復に向けて生きるより、さっさと治療は終わらせて実質消極的安楽死をとる方が色々といいかもしれない。1番いいのは死んで、全ての負担がなくなることだが。周りにこれ以上負担を強いるのはよくない。死なねばならない。

 

時には嘘を語ってでも、とにかく周りに迷惑をかけないように。周りの理想に近付くように。期待に応えられないなら死ぬように。誰かに認め愛されるのならば、自分にその資格があるのか確かめてから断る。自分に相応なものだけを受け取る。気をつけているようで、気をつけていない事項だ。もっと気を引き締めろ。

自作自演

また今月の限界が来た。

月一、くらいのペースで限界が来て、彼女に頼ろうとする悪癖がなかなか治らない。

 

恋か執着か、彼女のことを考えない日はないし彼女と直接会って抱きしめてもらうことを想像するのだってしょっちゅうやっている。正直ちょっと相手からしたら気持ち悪いくらいに。依存だ。彼女のことを恋愛的感情として好き、とおもってるのか依存先なのかずっと欲しかったやさしい姉を求めているのかいじめてるのか分からない。

 

太ももも随分傷だらけになったものだ。しかし1番新しいのは両膝の擦り傷である。

 

先週、事故にあった。

 

バスから降りようと足を踏み出して、気付いたら地面にいた。バスと歩道のあいだをすり抜けようとした自転車に轢かれた。両膝は擦りむいて派手に血が出て、スマホは左下が砕け散った。タイヤはふくらはぎに乗り上げていて、そこからも血がどくどく出ていた。自転車に乗っていたのは同じ女子高生だった。相手が謝る前に、急いでいたのに足を止めてしまった申し訳なさで先に謝ってしまった。相手は急いで謝り返してきて、そのまま走り去ってしまった。

バスの運転手さんはとても優しく、バスを止めて大丈夫か確認してくれた。それが申し訳なくて、周りを衝突の音でわたしなんかのために心配させたり驚かせたりした罪悪感でいっぱいで、一生懸命謝ったあと私も歩き去った。血はだらだらこぼれて、情けない気持ちだった。私がバスを降りる時しっかり確認しなかったせいだ。私のせいだ。きっとまた周りに責められるし、この傷が痛くてもみんな大袈裟だと怒るのだろう。

 

そしてふと思った。あの時死んじゃえば良かった。倒れたのはどうして歩道側だったのだろう。車道側に放り出されてさらに轢かれて死ぬ、ぐらいしても良かったのではないか?と。

結局怪我は擦りむいたのと打撲だけで、今は立膝が辛いのと見た目が赤黒い程度でなんともない。変な運は強いのだ。 でも本当は、死にたかったと思う。

 

取り敢えず自分が悪いことにすれば丸く収まる、という場を体験しすぎたせいでもあるし考え方のくせでもあるのだが、この事故も全部私が悪かった、という体で周りに説明した。

 

誰も、私の想像したように私を責めなかった。

 

まず母はその時に警察に連絡しろ、と言ったし過失はほぼ0:10だ、と言ってくれた。無論周りを注意しなかったことも悪いとは言ってくれたが、私を責めはしなかった。むしろ直ぐに警察を呼ばなかったこと、親に連絡しなかったことを叱られた。

父はふーん、と言って私を責めることもそれ以上言及することもなかった。

職場の人は私は悪くないと言ってくれたし、慰謝料を請求すべきとまで言ってくれた。

Twitterでお世話になっているお姉さんのような存在の大人も、沢山心配してくれたし病院行きなさいって言ってくれた。

大会前なのに怪我して怒られるかと思ったが、学校の先生も私を責めなかった。

痛いといっても誰も怒らない。

 

正直もやっとした。長らく0:10という事態に遭遇しなかったのもあるが、どうして私を責めないのか、とわからなくなった。

じゃあ私が想像した“みんな”って、誰だ。

私はいつもそんなふうに疑った目で優しい人たちをみていたのか?

今までの理不尽に叱られた経験や向けられていた眼差しも、今回みたいに本当はなくて、全部自分の妄想だったんじゃないか?

 

じゃあ私が苦しかったのも辛かったのも、全部自作自演だったのか?

 

じゃあなおさら、あの時に死ぬべきだったんだ。

 

 

 

自分が許せなくなった。

 

ブロンを50錠飲んでやっとそれは収まって、脳みそを吹っ飛ばさないとやってられなくなった。今もその考えに頭が傾くとどうしようもなくて、今日も44錠飲んだ。身体中が痛むが、発狂しそうな希死念慮よりマシだ。この厄介な考え方をどう殺したらいいかわからない。もうどう生きたらいいかわからない。限界が来るのも間隔が短くなってきて、彼女に迷惑をかけそうになって、実際かけて、ゴミクズみたいな人間のなりそこないになってしまった。

 

これからどうやって生きよう。病気の原因も、今苦しんでる?原因も、全部私の思い込みで妄想で私のせいで自作自演だった。こんなやつに生きてる価値なんてない。ましてや愛される資格なんてこれっぽっちもないし人を好きになってはいけないし人と関わる資格もない。死ねよ。死んでしまえよ。周りがそう嘲笑しているように思えて薬を飲まなきゃやってられない。わからない。なにもわからない。今から彼女、家族、先生、まわりの理想の私を聞き出してそれに完璧に沿った人間に再構築するとかしないとたぶん生きてちゃいけない。このままじゃダメだ。だめだ。

やめられないし、わからない

薬は辞められそうにない。とりあえず得体の知れない不安で迷子になりそうな時、眠りたくない眠るのが怖い時逃げ癖がついた。一週間半耐えてみたけどダメだった。薬のことしか考えられなくなる瞬間が1番死にたくて、飲んだらとりあえず衝動的な死にたさは収まる。罪悪感を伴う慢性的な死にたさはなくなる訳では無いが、半分なくなってちょっと身体が軽くなる。

 

髪をさらに短く切った。数年前の自分が見たら、今の自分はゾッとするほど変わったと思う。とにかく変わりたくて、物静かで真面目なステレオタイプの優等生気取ってた自分を殺したくて、16歳を迎えたのをきっかけにフルメイクを覚えてピアスを開けて長髪を思いっきり切って染めた。何もかも捨ててやろうと思った。

でも本質は変わらないみたいだ。周りに褒められると嬉しくなったり得意げになったりしてしまう。なにもかも中途半端だ。

 

行き場のない創作意欲は形にならず霧散して、息が詰まるような感覚がずっとある。学校で任せられた仕事をこなしていく方が容易い。自分で作り出すものがあんまりにもお粗末で困る。パソコンの前に1時間座っても何も生み出せないのは、ちょっとおかしいんじゃないか、ダメなんじゃないかと思う。

 

行きたいかも、と思った大学がある。……私立だが。行きたい分野も、結構趣味の延長線。趣味を本格的に学びたかったら多分ここだな、と思う。でも高等教育を受ける価値が自分にあるとはあんまり思えなくて、やりたいことをやりたいって言うことに罪悪感を感じる。お金借りて、親説得して、までする価値があるか?そんなことを許されるとでも思うのか?就職したくないから楽な方へ楽な方へ逃げようとしてるだけじゃないのか?貧乏人の能無しが夢見んなよって、どっかからぶつぶつ聞こえてくる。怖くなる。決断を後回しにしたくて、後回しにしまくって死のうかなと思う。

 

私の死にどきはきっと中学生で、逃したからこんなに苦しいんだと思う。なんで死んどかなかったんだろう。

手がガクガク震えてきた。

 

 

誰かを気遣いたい、誰かの支えになりたい、誰かの生きがいになりたい。自分がそうしてもらったように、今度はその人に自分がそうしたい。エゴだ。いい子ぶりたいだけ。分からなくなる。自分の自己中さに腹が立つ。上手に人の苦しみを受け止めたい。感情のゴミ箱になりたいと思う。ゴミ箱ごとポイッと捨ててみんなしあわせになったら素晴らしいんじゃないか?そもそも私は捨てられる側の人間である。拾われてはいけない。目に止めて貰えるだけ奇跡だ。要不要を判断してもらえるだけで至高の幸せのはず。それを思いしれないらしい私を殺してやりたい。

 

もっと、と思う欲を消したい。もっと安心したい、とかもっと愛されたい、とかもっと話して欲しい、とか。やっぱり中学生で死ぬべきだった。生きててよかったと思えない。死んでたらよかった。そしたら全部丸く納まったのに。我儘と頼るの違いがわからない。そんな綱渡りしたくない。わがままを言いすぎて、愛想つかされるのが怖い。たぶん自分が人間であることが怖いのかもしれない。石ころに産まれてきたらどれだけの人を苦しめずに済むのだろう。

 

自分の決定的に欠けた何かを探している気がする。何もかもがかけているのに。穴だらけのチーズに穴を探している。もしかしたら埋めてくれる人がいるかなって期待する。自分で開けた穴のくせに何を言っているんだ。

 

生きててって言われる。本心かはわからない。でも何となく生きてる。死ぬより楽だから、死ぬまでがめんどくさい。頭が痛い。薬が切れてきた。つかれた。やめる。

依存性

また薬を飲んでぼんやりとしていた。最近はブロンをひと月に3瓶飲む。1回30錠がラインだ。それ以上は吐き気がするし、長引く。今くらいが丁度いい。2時間もすれば、じっとしているのがものすごく気持ちいい。考え込みそうな時はとりあえず飲んでおく。自分を殺さなきゃそれでいいやと思う。

 

なんだかマジでヤク中なんだなって最近自覚する。リュックサックに常に薬が入ってないと不安で怖くて堪らなくなるから、割高でも現在地に1番近い場所で急いで買ってしまう。都内1620円、地元1320円のこの差はよく分からない。この前薬を切らした時は、恐怖と自己嫌悪で動けなくなってとりあえず太ももを切った。久々の自傷、血があんまりでなくて、むずむずした。でもスッキリする。正直切った方がコスパいいのは分かってるけど、目に見えるしバレやすくてしんどい。手首は仕事で丸見えになるし。

 

死んだら気づいて欲しい、と思う。多分気づいてもらえないと思う。私は好きな大多数の人は私が好きじゃないから、最近見ないな、まあいっかぁ。そうやって流されるんだろうなって思う。それは結構つらい。自分の存在を肯定されずとも認識して欲しいなって考えてるので、死んでも気づいて貰えないってのはその真逆だ。

成人するビジョンが見えないので、17か18で事故か自殺かでしぬんだろうなと考える。そんな予感がする。大好きな人にはせめて死んだことに気づいて欲しいし、あわよくば泣いて欲しい。でもなぁ、多分私が死んだら肩の荷がすっと降りたような、爽やかな気分になるんじゃないかなって思う。それほど汚く依存した。許して貰えないと思う。いつも私ばっかり余裕が無い。私ばっかり優しくされて、私なんかが幸せだとだめだな、なんとかしないとなと考えても、いっつも彼女に幸せにさせられて、それは薬より楽しくて、訳が分からなくなる。薬を飲んだ→しあわせ、ならわかる。弱みを見せて汚く依存する様子を晒す→しあわせ、がわけがわからない。だめだ、って本能的に恐怖するのは後者なので脳みそもそろそろ壊れてきたなぁ。脳みそぶっ壊れて死ぬのか。なるほどな。彼女は私が死んだら楽になる。早く死んであげたい。

 

自分をおいつめたいと思う。もう少し頑張れよって毎日思う。ダメだなぁって怒る声が四六時中聞こえてきて頭を抱えて蹲りたい。でもダメだから、大丈夫ですって普通の人間のフリしてる。してると、この皮の中はこんなに汚いいきものが詰まってるんだぞって誰かに言いたくなる。依存性で、甘えばっかで、役立たずの能無し。でもどこかで、それでも許してくれよって思ってる自分がいて、そいつが殺したくて、頭がぐるぐるなって涙が出る。自分のことばっかりだ。人の事を気遣える高等な人間に憧れる。利他的に動ける大人になりたかったような気がする。

袋小路

久々に嘔吐した。今日はまだ30錠しか飲んでいないのだが、半分溶けた糖衣がザラザラ喉を通って出てきた。白かった。

 

何も考えたくなかった。4月辺りはちょっと遊ぶ余裕が出来て最近は根を詰めて何かしらの作業に打ち込んで、学校が始まってもそれをやって、睡眠時間を削っていた。がその創作意欲が下火になると意志に反して身体が動かなくなる。風呂に入らずに寝ることも多々ある。

酷くなったのは乖離だった。記憶が飛ぶ。作業内容はハチャメチャ、思うように体が動かず、第3の視点で常に自分を見下ろすような気分。そんなことが仕事中にも出てそろそろいけない。もはやブロンか症状か分からない。

 

誰かに肯定されたかった。溢れ出た創作意欲の放流は誰にも受け止めてもらえなかったので、ああ生産性がないのだな、所詮私から生まれたものだ魅力も何も無いのだろう。そう思った。昔のようにあの人に優しくされたかったが、今の私は優しくされるに値しないしそれ程酷くも同情も誘いもしない。ともかく私は中途半端で醜い。汚い。