倒れ付すとも。

ブログを使って声や思いを整理したいと思っています。

逃げ道

 生きることから逃げ出したい毎日だ。

息をするのも死にたい。自分は人より劣っていてどうしようもないから、誰かに期待されたと勘違いするのは避けねばならない。しっかりと現実を見て大人の対応をしなくちゃいけない。思い上がらず、真面目に正しく。

 周りの人間が全員実は彼女と繋がっていて自分との何倍も信頼しあっていて、みんなで指さして私を笑っているのだと時々思う。そうでもしないと説明がつかないことが多い。前に進めない私が悪いのかと言われたらまぁそうだし、何を言われても何をされても気に留める方が気持ち悪いのだろう、知らないけれども。私のならなければいけない正解はなんだったんだろうか。どうすれば嘲笑われずに済むのだろうか。嘲笑われたくないというのは傲慢なのだろうか。誰も巻き込みたくない。

 

 私を人間として扱ってくれるなぁと思うのは転職した先の派遣リフレのホテルで会う男の人ばかりで、雑に性欲処理に使われたとてお金をくれれば、私に価値を感じてくれていると分かるからよっぽど単純明快で楽だ。繁華街の裏側の世界は息がしやすい。だから愛を求めるのを、自己愛を抱くのをやめさえすれば私は楽に生きられるのだろうなと思う。それまではこの仕事で醜い欲を金に換えるしかないと思う。家で親に圧を掛けられながら入る風呂より、さっき馬鹿みたいに乱暴に自分を抱いた男と入るユニットバスの方が安心するんだから、落ちる所まで落ちたもんだとどっかで別の私が笑っている。

 

 生きたくない、逃げ出したい、ともかく金と時間と薬が足りない。いくら頓服を処方されても親は全部鍵を掛けてしまってしまうから意味が無い。この死にたいから逃げたい、何も考えずに生きてみたい、許されるものなら啼哭に溺れたい。

 

 男の人が今日もイった?って頬を撫でてくれる。本当は逝きてぇなと思う。繰り返す。哭きたい。

迷々

 自分を追い詰めることに満たされる。

4月の1日から今日まで休むこと無く動き続けていた。時に薬に頼りつつも毎日5時には起きる。2時間満員電車に揺られ学業に励み労働する。くたくたになってどんなに体調が悪くとももう甘えてはいられない。

 

 創作活動に割いている時間が短くなりすぎている。今まで学校から帰ったら、もしくは風呂をあがったらPC前に何時間も着くことが多々あったが、PC自体あまり開かなくなった。睡眠は怠惰である。私は何時間寝ようが体調が改善することは無いので、創作意欲が湧いたならそれに従うしか生産性を上げる方法は無いのだ。それでも少なすぎる。なんとか移動時間で創作を続けるも、あまり捗っていない。無様だ。

 

 ついに───ついに。先日新しい職場で3時間待機しても客をとることが出来なかった。たぶん改善しないとこれがずっと続く。指名客は週末に来るので、予定が合わない限りもう宛に出来ない。無給で3時間座っているのは確実に時間の無駄なので、なんとかしないとなぁと思う。最悪もっとサイトの写真とサービスが過激な所に移籍するとか。深刻に金が足りない。土日固定で各6時間働いても今月から毎月学費の支払いが入るし、医療費も自己負担額が増えた。学校や就活で必要なものは沢山あるし、ブロンは辞められそうにない。せめてもの節約で煙草はすっぱり辞めたし昼食も最低限に留めている。それでもこの貯金額では、親に私を手放してもらう説得力にならない。

 

 カウンセリングの先生にも、主治医にも、学校の先生にも休め根を詰めるな無理をするなと言われる。しかし私はそうしなければならない理由があるし、そうしている方が楽なのだ。死ぬ事を考えなくて済むし、幸せを追い求めることも諦められる。崩れていく体調に自分がにんげんであることを感じられる。

 

 なんとか生きている。なんの為かはもうわからない。ひとりになりたい。

なんだ、まだ大事なんじゃん

 私も変わったものだなと思う。

 

 相変わらず危ない橋を渡るようにして息をしている。時折夜中に食べ物を吐いたり血を吐いたりしているし、二の腕の傷はケアリーヴのジャンボじゃ隠しれないし、肘の裏は針の痕と内出血に溢れて赤と青のモザイク画と化した。それを全て覆い隠して、無理やり擬似麻薬を脳にぶち込んで繁華街へ出勤する。前髪をまっすぐに切り揃えて、髪を短く刈るのをやめた4年前みたいな格好で。

 狭い部屋で30分の濃厚接触を。今まで相手したお客様みんながみんな泣きそうな顔だ、って言うから笑ってしまう。そりゃそうさ。完璧に演じられるようになるまでを楽しんでくれ。

 ある日の最後のお客様に下着を盗まれて店の外に呼び出された。接客中には無理やり行為を強いてきたひとだ。物陰に連れ込まれて連絡先の交換を強いてきた。握り締めた防犯ブザーに恐れをなしたのか、なんとか無事に帰ることが出来た。

 

 行為や連絡先の交換を頑なに拒んでいる時、それを怖いと思った時、防犯ブザーをカバンに入れておいた時────ああ私、この期に及んで自分を大切にする余裕あったんだなと絶望した。全て置いてこられなかったんだな。どうなって死んだっていいって思ってた癖に、尊厳なんて要らなかった癖に。結局似非メンヘラでしかないのだ。無様だ。

 

  何もかも受け入れることは愛では無い、といろんな人に言われる。それはそうだ。分かってる。だけど私の特質というのは、この仕事に適しているのだろう。短時間の甘やかしでお客様の今後の人生に責任を負わせられることもないだろうし。ただいい気分になってもらえれば、ついでに抱きしめてもらえれば、それだけで。まあ料金はかなり踏み倒されているので、割のいい商売ではないが。

 

 何も目に入れたくないし、避けたい。逃げ出したい。無論そうしている。それでも、それでも目に飛び込んでくるのだ。容赦なく蘇るその記憶は私の首を絞める。私は足りなかった、私が醜く歪んでいたせいでひとを殺しかけたということを思い出す。だけど丸ごとあのひとの記憶を消し去ってしまえたら、愛を知らないままでいられたら、私はどれだけの涙を節約できただろうか。今は忘れていたい。なかったことにしたい。彼女が走馬灯に映った時漸く思い出して微笑めればそれでいいのに。出来ないことを渇望しても仕方がない。諦めるしかない。たぶん本当に逃れたいのであれば、とっくに死んでいる筈で。まだ無様に息をしているということは、自分を大事にしているということなのだろう。今の悲しみに浸るのが心地よいのだろう。自分に甘すぎる。

 時々全部誰かに話してみたいって思ったりする。ずっと悲しかったとか、苦しかったとか。無理だ。あまりに自業自得過ぎる。それで楽になれる訳が無い。聞く側だって地獄でつまらない。これは死ぬ迄抱え込んで背負って生きていかねばならない。どうにもならない。それが私の罪だからだ。

 

  結局こんな私でも必要とされたいし、誰かに宙ぶらりんの手をとって欲しいのだろう。無理だ。思うだけ無駄だ。いつかの幸せなんて信じちゃいない。割り切りが大事。私は大事じゃない。それだけ。

煙に消ゆ

 酷いことをしたもんだなぁと度々思う。

あの日憧れて吸った、今も辞められない苦い煙が、換気扇に消えていくのを見てこうやって消えていきたいもんだと羨ましくなる。私の罪は取り返しがつかないし、手を離されたのだと思い込んでは違うと自戒する。振りほどいたのだ。私はあの手を。いとしいあの手を。

哀しい程に一人だ。誰かとの会話を繰り返す度、人の時間を奪う罪悪に浸って悲嘆に昏れる。どこまでも気持ちわりぃなと思う。うつくしく死ぬ妄想がやめられず、寝ても醒めても生きるのは暗い。愛されてみたい。一生分の愛を経て尚止まらない。欲望を誰かどうにか殺してはくれないか。

人生を映画に例えるのであれば、私は誰のエンドロールにもいたくないし載ることもない。だけど私のには、最後に載せたいひとが1人いる。この想いは、願いは、信仰だ。光である貴方への祈りだ。有象無象の中のひとり、雑踏からのささやかな祈り。だからこそ重いのだ。わかっている。ただ今の距離はすごく心地好い。たった1人どこにも向かわず受け取られる期待も持つことなく、ただ憧憬を抱いているままが私には丁度いい。それだけでいい。もうこれ以上、あのひとの時間は求めない。あの時計は壊されて然るべき物だ。うつくしいおわりだ。それでいい。

 

この死体が醜いものであるのは分かっているから、うつくしい死化粧の為だけに尽くしてくれる腕のいい人を探したいなぁと思う。なんとなく。

私がもう少し素敵な人間だったら良かったのに、なんて思うだけ無駄だ。甘えと怠惰の醜悪な人間であることに変わりない。手を伸ばすことを、袖をそっと引くことを諦めて、大事なひとの幸せの為に手を振った私の、小さな因果応報。これ以上、誰かと何かを楽しもうという気持ちは捨てた方がいいのかもしれない。その欲求が誰かの創作の妨げになるようなことがあれば死んでも死にきれない。

作り続けていかなくては、と無闇に考える。作り出せない私に価値はない。だが私の創作で人の気分を害していることに、もう少し敏感にならなくてはならないと思う。もっと考えろ。そして誰かに認めてもらえるものを人生でひとつは作りたい。

私は血の通った人間である。赤い血が出るし、生きていくにはカネが要る。殴られたら傷がつくし、暴言を吐かれたら痛い。それを許容するにはまだ時間がいる。だから今に見てろ、って頑張り続けるしかないのだ。私が本当に私のなりたい姿になるには、捨てなければならないものと改善しなければならないものが多すぎる。だからまだ、星を呪うことも運命を恨むことも出来ない。禁じられている。

元カノにプレゼントしてしまったので金を貰って抱き締められた日の話


 久々に波乱の日だ。昨日から瀉血とアムカとブロンキメて寝ていないし、ぼんやりしたまま生きてたけど凄いことになったなぁと思っている。

ごたごたした文房具やさん。シンプルで洗練された化粧品の陳列。本屋さん。絶対彼女と一緒に行きたいって思っていた場所を訪れる度、ちまちまとしたものが増えて増えて、結局誕生日プレゼントにまとめて送り付けた。郵便事故よ起これと念じていた。だってあんまりだ。私のことを思い出させるわけであり、自己満足の塊である。そして今朝、気がついたらLINEが来ていた。永らく嘲笑で終わっていたトークルームには、彼女からの感謝が綴られていた。

受け取り拒絶じゃないだけ良かったなって思った。向こうはだいぶ困惑していたけど、なんだかんだ嬉しかったって受け取って貰えて私は幸せだった。ありがとう、それだけで良かった。貴方はきっとその口紅が似合う素敵なひとになったんだ。貴方は私の光だ、永遠に。

 

しかし。私は誕生日プレゼントを送り付けたことを後悔した時点で、自分を殺すことに決めていた。自殺ではない。いい加減、なにもかも手放して落ちるとこまでいこうと決めていた。
同日、某繁華街。私はピチピチのちゃちな制服を着て写真を撮ってもらった。
何時間も待機して初めて選んでくれた初老男性にお札を胸にねじ込まれて違う名前で呼ばれながら抱き締められた時、私はこっそり涙を零した。店長は泣くほど酷いことされたのって焦っていた。なんでもないです、眠かったんです。だけど私は2畳弱の狭い部屋で、人間の温かさでだいぶ満たされた。罰のはずだった。でもそれでよかった。

今から帰路に着く。駅のホームに立つと、なんだかすごく惨めで。これからどうやって生きていくかは分からない。いつかはバレて家を追い出されるんだろうな。だけど、私はこうやって短い人生とたった1人に捧げた青い春を切り売りしてお金を稼いで、学びたいことを学ぼうと思った。学費と、独り立ちの費用。私はひとりで生きて行きたい。思い出と共に死にゆく為に、作り続けた先の萩の原で倒れ伏す為に、ひとりの時間が欲しい。だから普段のアルバイトも、これも、頑張る。金が要る。頑張るだけだ。